モロッコのベルベル人で、現在はロンドンに住む若手音楽家が放ったグナワ作品。マグレブ地域の強烈なトランス音楽として知られるグナワだが、本作では南モロッコやサハラ砂漠以南、そしてスコットランドの音楽要素を吸収したうえで、独自のスタイルを展開している。伝統的な土着性よりも、ストリートでのバスキングで磨き上げられたであろう開かれた感性による、スリリングなライヴ感の出たサウンドがクール!