〈避けられない終わり〉というコンビの終焉を連想させるタイトルが付けられ、重々しく哀感に満ちた曲が並ぶ新作は、ダンス・トラックすらセンティメンタルな響きに満ちて、さながら〈最後の舞踏〉といった趣。ただ流石はロイクソップ、感傷ばかりではなくロビンとのアンビエント・タッチな“Rong”、緊張と昂揚感に襲われる“Save Me”あたりでは実験性も感じられ、活動に一区切りなんて嘘のような力の入り具合!