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Palboのレコ発ツアーファイナルにREVSONICS、white white sistersらレーベルメイト集結! イヴェント〈MATSU-REAL FUTURE Festival〉レポ

11月7日、ライヴ・イヴェント〈MATSU-REAL FUTURE Festival〉が東京・下北沢Club251で開催された。この催しは、今年9月にセカンド・アルバム『I'm There』をリリースした注目バンド、Palboによる同作のレコ発ツアーのファイナルにあたるもので、彼らが所属するレーベル=real futureのバンドが一堂に会する記念碑的なライヴでもあった。

 

開演前に集合した出演バンドたち

 

mock heroic

 

宴の火蓋を切ったのは、real futureのなかで最も若い4人組、mock heroic。ヴォーカル/ギターの〈えんま〉こと遠藤雅樹が「おじさんたちに負けないよう頑張ります」と冗談まじりに語った通り、彼らは特徴あるメロディーを持ちストレンジな感触ながらどこまでもポップな楽曲を、幅広い表現力と安定感抜群の演奏で届けていく。溢れる若さの迸りも心地よいステージは、サビのキャッチ―さが光る、キラー・チューンと呼ぶに相応しい最新シングル表題曲“シンデレラ”で締めくくられた。なお、mock heroicはロッキング・オンの音楽情報サイト〈RO69〉が行っているコンテスト〈RO69JACK 14/15〉で見事入賞。今後の活躍にますます期待が高まるところだ。

 

日の毬

 

2番手は、2005年から活動を続ける5人組、日の毬シューゲイザー寄りのロックとエレクトロニックな要素を融合した独特のダンス・サウンドを武器とする彼らは、女性ヴァイオリニストとVJをサポートに迎えた編成で、浮遊感とグルーヴに満ちたナンバーを次々と披露。バンドが奏でる音と、ステージ後方のスクリーンに映し出される幻想的な映像との相乗効果により、フロアは日の毬の独特の世界観に包み込まれるよう。抒情性に富む“リスタ”や、最後に演奏された“枯れ葉”のアグレッシヴに轟音を撒き散らすアウトロも含め、その実力とオリジナリティーを見せつけるようなステージだった。

 

white white sisters

 

3組目は、7月に発表したファースト・フル・アルバム『SOMETHING WONDROUS』も好評なwhite white sisters。メンバーとしてVJを擁する彼らは、日の毬に続いて映像を駆使したステージを展開。1曲目“imperfect conflict”のイントロから、ギターとドラムスの生演奏、打ち込みによる低音、そして映像が一体となったパフォーマンスでオーディエンスをぐいぐいと惹きつける。『SOMETHING WONDROUS』のリード曲“Never Ever Land”を含む6曲を披露したwwsのサウンドは、今回の出演アクトのなかで最も今様のダンス・ミュージックに近い質感でありながら、ロック・バンドとしての肉体性も強く感じる唯一無二のものだった。

 

REVSONICS

 

続いては、white white sistersと同じく今年リリースの最新アルバム『REVSONICS』が評判を呼んでいるREVSONICS。ダンサブルな“Imagination”でスタートしたステージは、“bicycle”“Freedom Song” “Healthygirl”など、本人たち曰く〈現時点でのベスト・アルバム的な内容〉という『REVSONICS』の収録曲でセットリストを構成。彼らは持ち味であるスケールの大きいブリティッシュ・テイストのサウンドと、リリックが真っ直ぐに伝わってくるメロディー、キャリアに裏打ちされた抜群のアンサンブルで、後半に入ったイヴェントをますます盛り上げていく。MCでは赤塚隆之(ヴォーカル/ギター)が音楽を続けていくか悩んでいた時期に背中を押してくれたreal futureのオーナーに感謝の言葉を述べ、エモーショナルなパフォーマンスをさらに感動的なものにしていた。

 

 Palbo

 

そしていよいよトリとして登場したのは、real futureの重鎮であるPalbo。彼らが1曲目の“My Way“から、エレクトロニクスとバンドの演奏が高い次元でひとつになったサウンドを繰り出すと、暖まっていたフロアはさらにヒートアップする。さらに疾走感溢れる新アルバムのタイトル・チューン“I'm There”、ラップ調のヴォーカルが耳を惹くミドル・テンポの“Hell of eyes”と、『I'm There』の収録曲が矢継ぎ早に披露され、集まったオーディエンスと仲間たちはどこまでも盛り上っていく。

今江章(ヴォーカル/ギター)の飄々としたMCなどでほっこりする瞬間もありつつ、人気曲“踊る理由を考えている”や“C.C.N”ではゾクゾクするほどスリリングなバンド・アンサンブルを展開し、フロアの耳と目を捉えて離さないPalbo。BANDANALOG(シンセサイザー/プログラミング)を含む現在の編成での初フル・アルバムとなる『I'm There』を完成させ、九州遠征を含むリリース・ツアーを経た彼らは、すでに次のステージに立とうとしているようだ。残念ながらアンコールこそなかったものの、盟友が集結した〈MATSU-REAL FUTURE Festival〉は、一際アグレッシヴなパフォーマンスが印象的な“ロックンロールは二度死ぬ”で締めくくられた。

 

〈MATSU-REAL FUTURE Festival〉 @ 下北沢Club251 2014.11.07 セットリスト
【mock heroic】
1. POLICE
2. レイトショー
3. イメージ
4. Smoke on the どうだ!!!
5. シンデレラ

【日の毬】
1. 新曲
2. 新曲
3. JAMMING
4. リスタ
5. 枯れ葉

【white white sisters】
1. imperfect conflict
2. Never Ever Land
3. I.D.
4. Counterfeit Rainbow
5. Lust For Love
6. SuperNeutral

【REVSONICS】
1. Imagination
2. Voices
3. bicycle
4. Freedom Song
5. The Congratulations
6. Healthygirl

【Palbo】
1. My Way
2. I'm There
3. Hell of eyes
4. 踊る理由を考えている
5. C.C.N
6. ロックンロールは二度死ぬ

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