OPUS OF THE YEAR 2014
[特集]2014年の100枚+ ~100 ALBUMS YOU MUST BUY~
ゆく年くる年。ゆく音くる音。ゆきゆきて音楽――今年もいい作品は山ほどあったよね!という感慨と共に、この一年も終えることができそうです。でも、新年を清々しく迎えたいなら、これだけは聴くのを忘れちゃダメよ~、ダ(略)
【1】
年の初めからどっぷり浸らせてくれたアウトサイダー・ハウスの意欲作。〈音楽よ、安らかに眠れ〉とか言われたらこっちが眠るけど、この冷徹さは以降のアントールドやコールドの展開にまで繋がる2014年式テクノの予告編だったか。 *出嶌
【2】
2013年末のこの話題作から、何をやってもかっこいいゾーンに突入しているNORIKIYO。単に勢い任せではなく迷いも苛立ちも人間味ある楽曲へと昇華する気骨のある語り口に乗せて、12か月で都合3枚ものオリジナル作を発表! *出嶌
【3】
清らかなソウル作品が続いたので、この久々となる俗盤には発表前から熱視線が注がれていました。アンビエントもトラップも詰め込んだR指定のメロウなベッドタイムR&Bに喘ぎっぱなし。『White Panties』も期待してるよ! *山西
【4】
アイスランドから世界デビューを果たした美しきファルセット・ヴォイスの持ち主は、同郷のシガー・ロスにも通じる壮大なサウンドスケープと澄み渡るメロディーで、日本でも話題に。〈フジロック〉でのライヴはすでに語り草です。 *北野
【5】
jjjとKID FRESINOもそれぞれソロ作を発表し、数多のプロデュース&客演仕事でもシーンを沸かせたFla$hBackSの面々。なかでも本作はスキー・ビーツらUS勢の援護も得て、いつも以上に凄みを効かせたラップ・アルバムに! *北野
【6】
峯田和伸以外が全員脱退という結果をもたらした最新作は、(メンタル面も含めて)2014年の日本で特にインダストリアルだったとも言えるノイズコア作品に。〈青春〉をえげつないほど生々しい歌に封じた、バンド史上の最高傑作だ。 *土田
【7】
2014年の日本のネオ・ソウル作品で最高峰の輝きを発していたのは、LAビート界隈と共振した初作で名を馳せたビートメイカー/鍵盤奏者が〈歌とピアノ〉に注視した本作だろう。MARTERら客演陣も適役の、エレガントな逸品。 *土田
【8】
XXLの〈Freshman〉選出も効き、本作で全米3位入り。B.o.B風のラップが親しみやすく、西の流行となったDJマスタードのスカスカなビートをより多くの人に楽しんでもらいたいです(1年遅れでこのたび日本盤化!)。 *山西
【9】
ラフ・トレード・ショップも年間ベスト作品に選んでいた、英国サイケの伝統を継ぐ大型新人のデビュー盤。UKロック・シーンがようやく氷河期を抜け出したのは、年明け早々に届いた本作が起爆剤となったからだと思います。 *山西
【10】
〈悪くない〉程度の歌モノがR&Bの名でふんわり空気に溶けるなか、繊細な童顔節と大人の艶を充満させたタイムレスな名演集。流行語大賞ノミネートを予見した〈壁ドン〉ジャケも2014年的ってことでいいですか。 *出嶌
bounceの選ぶ2014年の100枚
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