ラテン・ポップ界のスーパースターによる新作は、実にヴァラエティー豊かな内容。ラジオ・フレンドリーなカントリー・ポップ・タッチの表題曲に始まり、オールド・ロック調から80sポップ風、レゲトンを意識したと思しきナンバーまでを、艶っぽいヴォーカルで聴かせてくれる。なかでもバラードでの歌いっぷりは女王の貫録を漂わせ、聴けば胸が熱くなること必至。大人の女ならではの表現に混ざる可愛さも魅力的だ。