YO LA TENGO Fade Matador(2013)

『Painful』以来20年に渡ってタッグを組んできたロジャー・マテノに代わり、ジョン・マッケンタイアをプロデュースに迎えた、転機のアルバムにして目下のところ最新作! ジョンのお膝元、シカゴでの録音ですけど、ヨ・ラ節は健在なので私は一安心ですよ。 *雑色

 

 

RUN THE JEWELS Run The Jewels 2 Mass Appeal(2014)

本作にベースのジェイムズが参加していたのは意外!……と思いきや、調べてみたらこれに先駆けてエル・P『Cancer 4 Cure』にも顔を出していました。昨今の流行であるオルタナ・ヒップホップのインディー化にだってヨ・ラは喰いついています! *雑色 

 

 

REAL ESTATE Atlas Domino(2014)

ニュージャージー出身なので、ヨ・ラにとっては同郷の可愛い後輩。やや脱力気味のヴォーカルや夢見心地なのにどこか諧謔味のあるサウンドを、見事に先輩から引き継いでいますが、よりネオアコ的というか、メロディーの輪郭がクリアな音作りは彼らならでは。 *汐入 

 

 

THE WAR ON DRUGS Lost In The Dream Secretly Canadian(2014)

白昼夢めいたサイケ感覚とアメリカーナ的なフォーキーさを同居させている点がヨ・ラの特徴。その両方を併せ持つこのバンドもまた、後継者と言えましょう。現行シーンにはUSルーツ音楽をきちんと咀嚼している人が多くて頼もしいです! *汐入 

 

 

CLOUD CONTROL Dream Cave Infectious(2014)

ユノちゃんの言う通り、クラウド・コントロールのアリスターが大のヨ・ラ好きなのは有名な話。本作ではより実験的なサイケ・ロックを鳴らしていて、ますます『Painful』以降のヨ・ラに接近してきましたよね。全体に漂う牧歌的な雰囲気も近いと思います。 *汐入