“ジャズの範疇を超える”といった言い回しも陳腐なほど作品の独自性が本人の存在と相まって神秘性を帯び、現在に至るまで世界中のリスナーを魅了してやまないSUN RA。その膨大な作品数、未発表音源の数々は愛聴家達の探究心を刺激し続けるものの、無限とも思えるSUN RA宇宙の深遠さ故、これまで誰もそのアウトラインをはっきりさせるような決定打的著物を発表出来ていなかったが、この度遂に真打が登場。湯浅学氏による『ミュージック・マガジン』連載「てなもんや三裸笠」(全46回)を軸に大幅な改訂および補遺を加え、その他ディスコグラフィや連載終了以降新たに判明したSUN RA前史等を収録。

【参考動画】サン・ラ・アーケストラによるパフォーマンス映像