映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』で映画初出演、音楽も担当し、その名と演奏を更に多くの人々に知らしめたデイヴィッド・ギャレットクロスオーヴァーを中心に活動している彼だが、今回新作に選んだのは、ヴァイオリン協奏曲の金字塔「ブルッフ&ブラームス」の楽曲。その演奏は、煌びやかで鮮やかな音色が終始響き渡っている。伸びのある演奏。そして、彼特有の超絶技巧も存分に発揮されている。その音楽を支えているメータイスラエルフィルのバランスも見事といっていい。初心に戻ってクラシックの楽曲の録音に挑んだデイヴィッド・ギャレットの意欲作だ!!