同志であるflex lifeの復活作に尽力したことも記憶に新しい4人組の、結成10周年を飾る通算10作目。今回も初志貫徹の一発録音で、うねりまくるウッドベースに誘われてグルーヴの塊が猛進する“10”から、喜びと憂いが同時に滲む美しい終曲“Light”に向けて、緊張感と熱を帯びたプレイで聴かせていく。ツインドラムと端正なピアノがポリリズミックに絡む“Synchronic”など緻密な一面も見せ、グループ名を冠したタイトルにも絶大な自信が窺える力作だ。