どこを切ってもいまの彼女たちのエナジーが瑞々しく溢れ出てくる、まさにトライアングルな一枚じゃないでしょうか! そう、3人編成で2014年を闘い抜いてきたParty Rockets、新生パティロケによる初めてのアルバム『TRIANGLE』がリリースされたのです!

Party Rockets TRIANGLE Rocket Beats(2014)

 4月のシングル“Let's Go!!”はオリコンの週間チャートで過去最高の15位を記録、初めてトリオで迎えた夏には、デビュー時以来の帰還となった〈TOKYO IDOL FESTIVAL〉をはじめとするアイドル・フェスはもちろん、〈@JAM EXPO〉や〈イナズマロック フェス〉といった大舞台への初登場も経験したパティロケ。11月には新宿BLAZEでのワンマンも成功させ、グッと逞しくなった姿で新生ぶりをアピールしてきました。

 そして今回の『TRIANGLE』です。収録されているのは、デビュー曲“初恋ロケット”(2012年)からエリック・マーティンの楽曲提供も話題だった“MIRAIE”(2013年)、そして哀愁の人気曲“セツナソラ”(2013年)という3枚のシングルに収録されていた全7曲はすべて現トライアングルでの歌唱にてリテイク。着実にパワーアップしてきた歌声とチームワークがより現在進行形に近い形で収められ、なかでもライヴのクライマックスを燃やす鉄板ナンバー“弾丸ハイジャンプ”や大らかなミディアム“スタートライン”はリテイクの成果が如実に表れた出来映えじゃないかと思います!

 加えて新曲も強力。エリック・マーティンがふたたび書いた“Secret Moon”もプログレな重厚さがいいですが、パティロケの歌世界を支えてきた吉水孝之(作詞)×三宅英明(作/編曲)のコンビによる“イマジンな愛の歌”は、暴れ回るリフと歌謡性の高さが3人に等身大の強さを湧き立たせるような、素晴らしくキャッチーな名曲になっています(ギター・ソロも!)。

 2015年には期間限定で他グループとコラボする〈Rocketプロジェクト〉もスタートし、乙女新党と合体した〈乙女Rockets〉としてのスプリット・ツアーも決定している3人。新たな挑戦に向けて着火しているロックなロケットに新年も期待しましょう!