連載〈秩父は燃えているか〉でフォーカスしている秩父前衛派のギタリスト、清水悠と、前衛派の中心人物=笹久保伸とのアルバム『アヤクーチョの雨』でも知られるペルー出身の歌い手、イルマ・オスノの2人によるコラボ曲“VIDALLAY VIDA(D.R.)”が公開されている。

タイトルに〈人生、私の人生〉という意味を持つこの曲は、イルマの故郷であるアヤクーチョ地方に伝わる古い歌で、さまざまな苦しみに直面するアンデスの貧しい人々の人生を歌ったナンバー。独特の寂寥感を湛えたイルマの朗読と歌唱が、特殊な調弦と多重録音で不思議な響きを獲得している清水のクラシック・ギターに寄り添う、アンデスの風景と共に冬枯れの秩父の景色も想わせる美しいアレンジに仕上がっている。

なお、このコラボ曲は2人が1月31日(土)に東京・新大久保のワンチャコ(ペルー料理屋!)で行うアンデス音楽のコンサートに先立ち公開されたもの。ライヴの情報は彼らのFacebookに掲載されているので、気になる方は下方の関連リンクよりアクセスを。

★コンサートの一部情報(清水悠のFacebookページ)
★コンサートの一部情報(イルマ・オスノのFacebookページ)