アフリカン・ルーツへの回帰色が強いジョー・クラウゼルの変名プロジェクト、ボーラのファースト・アルバム。強烈なパーカッションのアンサンブルを中心に、呪術的なヴォーカル・パート、泥沼に引きずり込むようなベースラインが絡んで、サイケな匂いも漂わせつつヤバイ方向に持っていかれます。ジャジー・チューンやディスコ、ロックなギターが鳴り響くトラックもあったりして、ジョーの豊かな音楽性も窺える作品。