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魅力開花させたLHW?から〈そつぎょう〉するdaokoの新作、羽化した彼女を周囲はもう放っておかない

【LOW HIGH WHOの新たな旅立ち】 Pt.2

魅力開花させたLHW?から〈そつぎょう〉するdaokoの新作、羽化した彼女を周囲はもう放っておかない

 Jinmenusagiが独立と自主レーベルの設立を発表するのと同時に、LOW HIGH WHO?との契約満了を発表したのがdaoko。97年生まれの彼女が〈だをこ〉の名で動画サイトにラップを投稿したのは2011年のことだ。そこでParanelにフックアップされると、翌年には不可思議/wonderboy作品へのコーラス参加や、MINTらとジャックしたAKLO“HEAT OVER HERE”での振る舞いによって注目を集め、年末に早くもファースト・アルバム『HYPER GIRL -向こう側の女の子-』をリリースした。その時15歳という背景への興味もさりながら、危うさと儚さを孕んだドリーミーな語り口がLHW?ならではの音楽性とマッチしてその魅力は大きく開花。いわゆるポスト相対性理論的な〈女子〉感が広く親しまれはじめ、萌えや病みを下地にするカルチャーが一般化していった時流にうまくシンクロしたこともあってか、その存在は大きな脚光を浴びることになった。

【参考動画】daokoが参加したAKLO“HEAT OVER HERE”リミックス

 

【参考動画】daokoの2012年作『HYPER GIRL -向こう側の女の子-』収録曲
“Fog”の映画「渇き。」ver. new mix

 

 翌2013年には『UTUTU EP』とセカンド・アルバム『GRAVITY』を連投し、m-floの手掛ける映画主題歌にフィーチャーされたり、中島哲也監督の映画「渇き。」でも楽曲が使用。快調にキャリアを積み重ねてきたが、大学進学を期に区切りをつけることを決めたという。

daoko Dimension LOW HIGH WHO?(2015)

 LHW?でのラスト・アルバム『Dimension』はポップさを増しながらも、カラフルさより全体で一つの色を表現するような印象があり、儚さと同時に決然とした美しさも表現されている。羽化した彼女を周囲はもう放っておかないだろう。

 

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