NYのアンダーグラウンドなロック・シーンを代表するヴェテラン・バンドのスワンズが、ニュー・アルバム『To Be Kind』を日本先行で5月3日にリリース。その収録曲“Oxygen”が公開された。

2010年の再結成後2作目、前作『The Seer』から約2年ぶりのアルバムとなる本作は、30分以上の長尺ナンバー“Bring The Sun / Toussaint L’Ouverture”を含む計10曲を2枚のCDに収めた大ヴォリューム作。中心メンバーのマイケル・ギラがプロデュースを担当し、セイント・ヴィンセントコールド・スペックスリトル・アニービル・リーフリンがゲスト参加することでも注目を集めている。

今回発表された“Oxygen”は、〈2時間を超えるパフォーマンス〉〈サウンド・システムのヴォリュームにリミット無し〉という条件のもとで圧倒的なパフォーマンスを披露した2013年の来日公演でもラストに演奏されたナンバー。不穏なギター・リフをひたすら繰り返すスワンズならではのシンプルな曲構成ながら、彼らにしては珍しいアップ・テンポの楽曲で、ギラの自在かつ呪術的なヴォーカリゼーションや、タイトでエネルギッシュなグルーヴがバンドの好調さを伝えるような仕上がりとなっている。