DISC GUIDE

10年目の復活を遂げるBURGER NUDSを徹底解剖!(2)

廃盤だったオリジナル5作品が、新たに3枚にパッケージされて復刻!

同時期に録音されていた2枚のミニ・アルバム『LOW NAME』と『線』の楽曲を収録。まだまだ粗削りで、録音の状態も決して良好とは言えないものの、BURGER NUDSの存在を知らしめた代表曲のひとつ“ミナソコ”や、スタジオでの有機的な曲作りによって〈この曲でやっとバンドになれた〉とメンバーが語る“ANA-LYZE”など、粒ぞろいの良曲が並び、バンドの原型がしっかりと示されている。

唯一のシングル“自己暗示の日”と、ミニ・アルバム『kageokuri』の楽曲を収録。仮想敵として表現のモチヴェーションとなっていた大学を卒業し、方向性を見失った門田の苦悩がはっきりと表れていて、重苦しいムードが作品全体を包む。なかでも、8分という長尺の曲でありながら、一発録りでレコーディングされた“鋼鉄の朝”のヒリヒリするような緊張感は、間違いなく本作のクライマックス。

BURGER NUDS BURGER NUDS 3 symphony TELESCOPE/UKプロジェクト(2014)

最後のオリジナル作品となった『symphony』の楽曲を収録。レコーディングの時点で、すでに解散が頭にあったというが、そのぶん吹っ切れた精神状態で制作に臨めたようで、BURGER NUDS史上もっとも開放的な雰囲気の作品となっている。ソングライティングの充実度といい、曲調の幅広さといい、あらゆる面で突き抜けた、2000年代前半の日本のギター・ロックを代表する一枚だと言っていいだろう。

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