ソロ作は実に14年ぶり! ドゥルー・ヒルの近作と同じくキダー・マッセンバーグの援護を受けつつ、大半の舵取りをワン・アップに任せた内容は予想以上に攻めてる印象。マーヴィン使いの熱情爆裂からレトロ系、しんみりカントリーまでアレンジも多様ながら、ワカ・フロッカと渡り合うベース過積載の轟音チューン“A-List”が筋肉質でかっこいい。ジョデシィ先輩の復活に湧く界隈だけに、この奮闘も評価されてほしいところ。