COLUMN

岡本真夜やドリカム~アギレラやビヨンセまで、倖田來未を育んだ古今東西のアーティストたち

【PEOPLE TREE】 倖田來未 Pt.2

COLORS OF HER ROOTS & INSPIRATION

1. 岡本真夜 Smile 徳間ジャパン(1997)
2. VARIOUS ARTISTS 私とドリカム -DREAMS COME TRUE 25th ANNIVERSARY BEST COVERS- エピック(2014)
3. 米米CLUB 米~Best of Best~ ソニー
4. CHARA Caramel Milk~THE BEST OF CHARA~ エピック
5. UA 11 スピードスター(1997)
6. CHRISTINA AGUILERA Stripped RCA(2002)
7. BEYONCE Dangerously In Love Columbia(2003)
8. THE PUSSYCAT DOLLS Doll Domination Interscope(2008)
9. MADONNA Rebel Heart Maverick/Interscope(2015)

 これまで2枚の邦楽カヴァー集をリリースし、それ以外でも過去の名曲を取り上げてきた倖田來未。思春期をJ-Popド真ん中の時代で過ごした世代だけに、それらの楽曲が彼女の歌心を育ててきたルーツと見るのは間違いではないだろう。実際、デビューを決めたオーディションで岡本真夜の“Alone”(『Color the Cover』にて披露)を歌ったことは知られているし、それ以前の子供時代からドリカムを好んでいたというのも頷ける(トリビュート盤に“IT'S SO DELICIOUS”で参加)。なかでもオザケンエレカシ山崎まさよしらの名曲が並ぶ『Color the Cover』は学生時代の彼女が思い浮かぶような選曲で、ゴージャスな人懐っこさをそのまま重ねられる米米CLUB“Shake Hip!”の存在も興味深い(石井竜也とは2006年に“KAMEN”で合体)。その一方ではCHARAUASugar Soulら日本産R&Bの先駆けとされる個性派たちの影響も見逃せないところだ。

【参考動画】岡本真夜の2008年のセルフ・カヴァー作『Crystal Scenery II』
収録曲“Alone ~Crystal Scenery II version~”

 

 ただ、デビュー以降の彼女は単一の誰かというよりもR&Bやヒップホップを軸とする欧米メインストリームの流れを追って同時代的にその影響を消化~吸収し続けている印象が強い。その意味ではほぼ同世代のアギレラビヨンセから、互いの新作で作家がかぶってもいる大先輩マドンナカイリーまで、世界が彼女の影響源であり好敵手なのだ。

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