フォー・テットフォンデルパークらのリミキサーに起用され、UKの若手テクノ・プロデューサーのなかでも注目を集めているハッパ。このたび、UKのウェブ・メディアであるファクトのDJミックス〈Fact Mix〉シリーズの最新版に彼が登場している。

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ハッパことSAMIR ALIKHANIZADEHは、これまで前述のリミックスのほかに、ワープが運営する配信サイト、ブリープが手掛ける12インチ・シリーズ〈The Green Series〉などから、ブラワンに影響を受けたインダストリアル・テクノテック・ベースなど、ダビーでハードなトラックをリリースしてきた10代のプロデューサー。ジェイムズ・ブレイクもお気に入りの新人として、自身が担当するBBCのラジオ番組でハッパのトラック“Hallucinations”を紹介しており、その音源はSoundCloudでも試聴が可能だ。

 

今回公開となった〈Fact Mix〉は、自身のトラックを3曲使用しつつも、カナダのポスト・ロック・バンドであるゴッドスピード・ユー! ブラック・エンペラーのナンバー“09-15-00”から幕を開け、ソニック・ユースクロマニヨンなども飛び出すノイジーで興味深い内容。この音源はダウンロードも可能だ。今回のミックスにも見られる確固とした世界観を確立しているハッパが、今後どのような活躍を見せるのか注目していきたい。

 【参考音源】HAPPA “Boiler Room × LEAF Mix”