去年発売されたThe Vaselines、今年のベルセバThe Waterboys、スコットランドのミュージシャンに共通していることだが、アルバムごとに大きく作風を変えず、聴き手の望むような世界観、音を表現してくれる。そこは、各々の自負心とも取れるが、非常に潔い。そして、エディンバラで結成されたIdlewildの6年ぶりの新作も例外ではなかった。彼らの出発点となる1997年発表のシングル《Queen of the Troubled Teens》を思わせる楽曲も! 個人的には、輸入盤オンリーではなく国内盤として発売されるという事実だけでも嬉しさ一入な作品。