スコットランドのエディンバラで結成されたThe Proclaimersという双子の兄弟(本作にカメオ出演!)バンド。彼らの楽曲の歌詞をベースとして作られ、イギリスで大ヒットしたミュージカルの初映画化。彼らの楽曲、歌詞が脚本となっていることもあり、彼らを知らない世代には敷居が高いのでは?と思っていたが、そんなことはなく、むしろ映画を観てから彼らに興味が湧くという巧みな構図が描けているのではないか。スコットランドでは誰もが歌え、国歌と言っても過言ではない名曲《I'm Gonna Be (500 Miles)》が使われるタイミングの絶妙さだけでも個人的には満点。