曲ごとに異なるクリエイターを迎え、全英No.1を記録した前作から3年。3枚目となるこの新作では、プロデュースをマリーナ自身とフォルトラインが担当し、演奏もエヴリシング・エヴリシングのジェレミーやキュアーのジェイソンら固定のメンバーに委ねています。“Primadonna”のような飛び道具はありませんが、そのぶん統一感があり、アルバムとしての完成度は過去最高と言えましょう。ネオン・ゴールド得意のロッキッシュなエレポップもダンクラっぽいナンバーも、どこか影を帯びていて、欧州らしい耽美で甘美な雰囲気。言うなれば、カイリー・ミノーグmeetsフローレンス・ウェルチ!? USチャートで初のTOP10入りを果たすなど、何やら彼女を次のステージへと導く一枚になりそうですよ!