NMEやMojo、The Guardianなどで賞賛されたデビュー作の段階から世界観が確立されていたが、2年ぶりとなるこのセカンド・アルバムもまったくブレることなく独自の退廃美を追求。インダストリアル・ノイズと生楽器の音色を混ぜ、呪詛的とも言えるヴォーカルをそこに絡めている。感情を爆発させることなく、抑制の効いたリフレインの表現でジワジワ迫りくるような作りもまた、心を掻き乱すのだ。