マンフレッド・マンの黄金期を支えた大御所の新作。ジョー・ボナマッサの切れ味鋭いギターを背にブルージーな歌を響かせ、ジュールズ・ホランドの軽妙なピアノに合わせてリズミカルなハープを披露し……と、渋くて男臭いパフォーマンスがそこかしこに。また、切なげに訴えかけるような“Brother Where Are You”からは、ブルーアイド・ソウル歌手の第一人者としての矜持を感じたりして。すこぶるゴキゲンな一枚です。