サイケ・フォークエレポップを儚げに行き来しつつ、エスニック風味も漂わせるんだから、いつの時代のどこの音楽なのかわからない――そんなふうに聴く者を惑わせるリヴァプールの3人娘が放った2作目。夢と現実の境を曖昧にするような感覚は前作と同じだが、ややビートをダンサブルにしたことでキャッチーさが強調された印象。ガール・ポップとして楽しむのはもちろん、その裏にある妖しさに惹かれる人も多いのでは?