婚約者の急逝という悲劇を乗り越えて歌い続けるエミリーの6作目。パリ的な哀愁の漂う曲で始まるが、一転して2曲目はラテン・タッチの軽やかなポップス。80sっぽい雰囲気もあって、これがとても良い。また“Encre”はサルサ調だったり、“Perdue Dan Tes Bras”がケルト風だったり、アコギ主体のフォーキーな曲があったり。アプローチはいろいろで、旅映画のサントラみたいな一枚だ。色気の増した歌声がますます魅力的!