オストグート・トンコクーンといった硬派なレーベルからのリリースで知られるベルリンの女流DJ/アーティスト、ダナ・ルーの初作は、ジャス・エドが主宰するアンダーグラウンド・クォリティーからとあって、よりディープかつソウルフルな仕上がりに。USハウスの正統性にドイツ産テクノの革新性を溶かし込み、女性らしい丁寧なプロダクションで包み込んだ逸品で、アルバムとしての完成度も高し。