Bボーイ・ルックに身を包んだPVも話題騒然! あのスフィアン・スティーヴンスが、ソングライター/マルチ奏者のサン・ラックスとラッパーのセレンゲティと共に立ち上げたヒップホップ・プロジェクトの初フル・アルバムです! 軽妙な掛け合いや派手なスクラッチ音でオールド・スクールなノリを煽る冒頭曲こそ、コスプレ感(≒悪ふざけ感)が否めないながらも、いやいや、これはどうやら本気なようですよ。チルウェイヴ色濃厚なキラキラしたトラックに、カニエ・ウェスト『Yeezus』系のインダストリアルものなどを披露。エイサップ・ロッキーを例に出すまでもなく、インディー・ロックとヒップホップが良好な関係を築いているこの2〜3年の流れのなかで、生まれるべくして生まれた作品でしょう。