インドネシアの国民的なバンド、ギギのギタリストによるインスト作品が到着。映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のスコアで注目されたアントニオ・サンチェス(ドラムス)ら腕利きをバックに、香ばしい風味が魅力のフュージョン・サウンドを紡ぎ出している。美麗なメロディーラインが最大の持ち味であり、郷愁をたっぷり含んだエスニック・バラード“Payogan Rain”がとりわけデリシャス。


インドネシアでは知らない人はいないとまで言われる国民的人気ロックバンド「GIGI」のギタリスト、デワ・ブジャナは、これまでピーター・アースキン(ds)やヴィニー・カリウタ(ds)らを迎え、独自のギター音楽を追求してきました。パット・メセニー・ユニティ・バンドのリズム隊、アントニオ・サンチェス(ds)とベン・ウィリアムス(b)、さらにはジョー・ロック(vib)を迎えた新作でもさらに進化した孤高のギター音楽を聴かしてくれます。サンチェスのドラムスとの丁々発止のインタープレイに加え、アジアからグローバルに発信される彼の壮大な音楽感も必聴の一枚。