COLUMN

J・ディラのデモも使ったスラム・ヴィレッジ、恒例のディラ・ビーツも味わい深いフランク・ニットの新作が揃って到着

DILLATROIT SOUNDS
スラム・ヴィレッジとフランク・ニットの新作!

 今年のJ・ディラの命日にロバート・グラスパーが公開した“Dillalude 3”にて、イントロに〈お墨付き〉を寄せていたT3だが、彼が唯一のオリジナル構成員として率いるスラム・ヴィレッジも、偉大な故人の影響から逃れることは難しそうだ。

SLUM VILLAGE Yes Ne'Astra/ディスクユニオン(2015)

 2年ぶりに届いたグループの新作『Yes』はヤングRJのビートを中心とする現トリオ体制での2作目ながら、ディラの母親から戻された94~95年のデモを骨子にした曲もあるとのことで、ビラルを招いた冒頭の“Love Is”からして馴染みのあるフックが響いてくる。BJ・ザ・シカゴ・キッドジョン・コナーのような新進ともグッドな絡みを見せているだけに、RJイラJが主導した前向きな路線にもさらに期待したくなるところだ。

 

FRANK NITT Frankie Rothstein Fat Beats/ディスクユニオン(2015)

 で、そのイラJとヤンシー・ボーイズを組むフランク・ニットも『Frankie Rothstein』を発表した。ここでも恒例のディラ・ビーツは味わい深いが、現スラム・ヴィレッジの3名が手掛けた“Money On My Mind”も良し。JロックレットマティックらによるLAマナーのドープなカッコ良さも聴きどころとなるだろう。

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