ブラック・エーカーに直球のダブステップを残し、ジョニー・フェイスのリミックスも手掛けるメルボルンのビートメイカーだが、この初のアルバムでは本人なりのヒップホップ像を緻密に組み立てた感じ。アトモスフェリックな雰囲気作りに経歴通りのセンスを滲ませつつ、フランク・ニットオンマス・キースアロー・ブラックらLA勢に混じって、ウォリアー・クイーンが気炎を上げるという客演者のバランスもユニークだ。