ART BEARS Hopes And Fears Recommended/MARQUEE(1978)

フリスカトラーに、スラップ・ハッピークラウゼを加えた3人組によるこの初作も復刻したばかり。カウの作品として制作されながら音楽的な相違で別ユニット化したのですが、クラウゼの歌を活かした楽曲は、本隊とは異なる趣があります! *戸部

 

 

CHRISTOPHER WILLITS Opening Ghostly International/PLANCHA(2014)

坂本龍一との絡みやティコのサポートなどでも知られるサンフランシスコ在住のこの才人は、フリスに師事して電子音楽の修士号まで取得してる凄い人なんさ。本作は生音志向のアンビエント・エレクトロニカ盤で最高に気持ち良いべ。 *穴守

 

 

GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR Asunder, Sweet And Other Distress Constellation/Pヴァイン(2015)

ポスト・ロック・シーン随一のプログレ的な構築美と叙情性を持ったバンドだよね。室内楽風な弦楽器の使い方がカンタベリーっぽいと思ったら、やっぱりヘンリー・カウが好きなんだって! *雑色

 

 

TYONDAI BRAXTON HIVE1 Nonesuch/BEAT(2015)

 いまじゃ〈元バトルス〉と紹介するより、〈異端の現代音楽家〉って呼ぶほうがしっくりくるべ。現代的なミニマル~ミュージック・コンクレートを追求した本作こそ、まさに21世紀のプログレ。フリスと共演したら凄い化学反応を起こしそうだいな! *穴守

 

 

BRUCE BRUBAKER Glass Piano Infine(2015)

 米国のポスト・ミニマリストが、ミニマル音楽の偉大なる先駆者、フィリップ・グラスの曲をピアノ・ソロでカヴァーした一枚。現代音楽は難しいと思われがちだが、このように簡素で美しい作品も多いのですぞ。カウを聴く前の肩ならしにどうぞ。 *戸部