エルダー・ジャンギレフから10年、インドネシアから現れた天才ジャズピアノ少年、ジョーイ・アレキサンダーのトリオでのデビュー作品。演奏映像で見ても彼の実力が単なる話題だけでないのは証明されている。テクニック、そして、大人顔負けの独特のブルース・フィーリング、演奏場面で見せるミュージシャンとしての奥深い感性、と、どれをとっても一流。演奏後の大人の共演ミュージシャンたちの笑顔にその存在感が現れている。アルバムではお馴染みの曲が“お馴染みでない一味違う表現”で演奏されている。海外では一般紙初め多くのマスコミに採り上げられているが、このまま育って欲しい逸材だ。