ノルウェーのシンガー・ソングライターによる初作。浮遊感のあるフォークトロニカ的なサウンドに甘くて可憐な歌声が乗り、まどろみのなかで聴いていたくなるが、“Fail”などはビョークっぽい感情的な歌い回しとヘヴィーなサウンドが合わさったものでハッとさせられる。さらに、〈女ジェイムズ・ブレイク〉といったインディーR&B傾向の曲も、インド人歌手的な節回しの曲もあって、聴くほどにクセになる一枚だ。