サブライムの面々が関与していることもあり、てっきり90sミクスチャー・パンクに回帰した作品かと思いきや、押し引きを弁えた演奏で円熟をアピール。アンジェラ・ハント参加のハワイアン調や、80年代初頭のNYダブっぽい雰囲気を湛えたナンバーなどは、昔からのファンを驚かせるはずです。だからこそ、その並びで投入されるファストな馬鹿ハードコア曲の破壊力も増すわけで。トータル・バランスの取れた良作。