“Morning Side”と“Evening Side”、いずれも約20分の長尺トラック2曲から成る通算8作目。淡々としたイーヴン・キックに女性ヴォーカルがゆらゆらとたゆたう前者、電子音が徐々に姿を見せ、次第に全貌を現す後者。対を成すテイストの曲調や構成、はたまた上下絵のようなアートワークからも凝った趣向が見え隠れ。フォークトロニカからダンスフロアを経て、さらなる進化を遂げようとする天才の姿がここに。