英語のみならずイタリア、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル語で落語を演じる竜楽師匠が日本語による落語CDを久々に発売しました。前作から4年の歳月を経てリリースするのは「柳田格之進」と「箱入り」。やはり注目は柳田格之進でしょう。とてつもない大熱演でねじ伏せません。じっくりと落ち着いた語りで粛々と進められる物語の世界に、観客は自然と引きずり込まれます。鍛え上げられた匠の技が光るとでも表現したくなるような一席です。「箱入り」は一聴すると古典落語のようですが新作とのこと。サゲは作者に許可を得て変えているそうなので是非チェックしてみてください。