2013年の『To The Unknown』が日本でも大ヒットを記録したイスラエル人ピアニスト、オメル・クラインの待望の新作。同郷の人気ピアニスト、シャイ・マエストロらとも活動するジヴ・ラヴィッツ(ds)がトリオを離れ、山中千尋とも日本ツアー経験のある、イスラエルでも指折りの注目株アミール・ブレスラー(ds)が今作から参加。スタイリッシュでありながらも、ほのかに漂うエスニックな旋律とメロディが醸し出すメランコリーは彼らならではの情景を描きだす。大ヒット中のアヴィシャイ・コーエン(b)の『フロム・ダークネス』との趣の違いもぜひ聴き比べて頂きたい。