謎と驚異に満ちたアフリカ音楽の良き理解者として知られるデーモン・アルバーンを通じ、ジェシー・ハケットがケニアの草の根ミュージシャンと組んだセッションバンドが、よっぽどの手応えを感じたのか3枚目のアルバムを発表。ルオ族の伝統楽器ニャティティを用いた人力トランス儀礼音楽を軸に、ロンドン勢がダブやテクノの最前線を持ち込んで繰り広げる強烈な異種交配セッションにはますます磨きがかかり、生音パーカッションと電子ビートを絶妙に溶け合わせた呪術的なリズムに乗せ、催眠効果たっぷりのニャティティの音色、濃密な生気を感じる歌声、虫や鳥の鳴き声、水音など五感に響く大自然の音色使いが交錯する音風景の数々! 現代的な音響感覚と太古のグルーヴを見事に結び付けた大名盤となっております!