何て色気のある歌声だろう。南カリフォルニア出身で、まだ20代半ばのシンガーだが、どこかビル・ウィザーズを彷彿とさせる味わいがある。この2作目も初作と同様にエリック・コーンジョン・メイオールルシンダ・ウィリアムズ他)をプロデューサーに迎え、70年代的なソウルとフォークの良さをミックス。といってもアレンジはモダンで、曲によってはロック的な歪みを加えたり。メロディーも歌詞も深みのある良作だ。