49歳の若さで逝去したマリのギタリスト、ロビ・トラオレの演奏家として最も脂の乗っていた95年のライヴ音源の嬉しいCD化。場所は当時拠点としていたマリの首都バマコのバー、ボゾでの演奏。スロー・テンポで聴き手を引き込む瞑想的なフィーリング、ペダルを使って強烈にディストーションを効かせたエレクトリック・ギターから繰り出される天才的な閃きに満ちた独創的なフレーズやソロの数々、ギターの音色の揺らぎの絶妙さはやはりロビ・トラオレの演奏でしか得られない特別なカタルシスをもたらせてくれます。〈マリのジミ・ヘンドリクス〉と称された男の真骨頂が詰まった最高のライヴ音源。