カルロス・ニーニョの後見した諸作で記憶されるパーカッション・コレクティヴが10年ぶりのアルバムを唐突に発表。ニーニョは不在ながら、中心人物のアダム・ルドルフがエンジニアのジェイムズ・デラタコマと共同プロデュースに挑み、その縁からかビル・ラズウェルがベースで参加したほか、ジョン・ゾーン周辺の演奏家たちがスピリチュアルな世界を構築している。たまらなくアヴァンでオーガニックな持ち味は健在だ。