ユーロ圏での需要に応え、近年はフランスやスイスの後進とコラボ作が続いたサウス・セントラル・カーテルの大ボス。これは久々に自身のレーベルからドロップした純正のニュー・アルバムだ。カリ・ピッツことヤング・プロディジーのソロ曲を交えたコンピ的な側面もあって、カーテル特有のヤバいザワザワ感も封入されている。DJ AKドック・フリーらの助力も光るが、御大自身のビートが余裕でブイブイ唸る様子も嬉しい。