Mikikiでは〈最近の楽曲まとめ〉として7月にまとめ記事を作成していた徳利が、9月に入ってから新たに2曲の新曲を公開していたので、遅くなったけどこのタイミングで紹介!

まずは、黒夢“少年”のイントロのギターのループのうえで、徳利の身の回りで起こった出来事を得意の独白スタイルで吐露した“壮年”。〈29になってやっと2回目の結婚式に呼ばれた〉など、相変わらずのイケてないエピソードが山盛りではあるものの、自身の半生を綴って2013年に一大バズを起こした“徳利からの手紙”とくらべると甘酸っぱさは控えめで、これが〈壮年〉の悲哀なのか……と妙に納得。

【参考音源】徳利の2013年の楽曲“徳利からの手紙”

 

次の新曲“WILD THING”は、その〈手紙〉の実話エピソードを軸に展開する、ラジオドラマ(本人いわく映画)風の約20分に及ぶ大曲。映画「メジャーリーグ2」をTVで鑑賞していた徳利が、矢沢永吉出演の某CMの放送中に〈やっちゃえ〉というCMのメッセージの暴走と共に、時空をワープするところから始まる寸劇だ(って解説もどうかと思いますが……)。連戦連敗だった恋愛体験のうち、いくつかの告白を目前とする場面で過去の徳利の前に30歳の徳利が現れ、失敗を回避するようなアドバイスを施すものの……というあらすじ。なお、彼のポッドキャスト番組「Knee Crisis Radio」の第120回では、“WILD THING”のSoundCloud用画像を撮影する際の実妹とのエピソードなど、本編以上に(?)笑える裏話も聴くことができるのでぜひ合わせてチェックを!