久々に盟友のスティーヴ・ジョーダンがプロデュースしたこの通算17作目は、レトロなジャケと中身のサウンドが見事に一致し、伝統的なソウル・マナーに則った楽曲がひしめき合っている。フィリー・バラード調の“Hold On”をはじめ、オリジナル曲がとにかくどれも高品質。“Hip Tight Onions”なんていかにもな題名が付いたブッカーT & ザ・MG’s風のインストを忍び込ませるなど、イイ感じにやりたい放題な快作だ。