ラッキーオールドサンのサポート・ベーシストを務めるシンガー・ソングライターの3作目。ちょっとねじれ気味のはっぴいえんどといった趣の表題曲をはじめ、田舎の白いあぜ道がふと目に浮かぶような埃っぽいアーシーな雰囲気は、一周回ってめっぽうお洒落だったりする。郷愁感を含んだフォーキー・サウンドとぶっきらぼうな歌声が織り成す長閑で鈍色の青春劇場。くるりキセルをこよなく愛するリスナーにも届けたい。