オランダ出身/ベルギー在住のシャンタル・アクダは、聴き手の心を丸裸にするような歌声の持ち主だ。この新作ではピーター・ブロデリックシャザード・イズマイリーをコラボレーターに招き、ポスト・クラシカルとエレクトロニカの要素をイイ具合に配分したネオ・フォークを披露。淡々としつつも凛としたヴォーカルは、ムームヴァシュティ・バニアン好きの心を射抜くだろう。秋の夜長にはこういう音がよく似合う。