昨年デビュー30周年を迎えるも、リッチー・サンボラの脱退で揺れに揺れたボン・ジョヴィ。突如届いたこの新作は、『Slippery When Wet』期を思わせる超ポップなハード・チューンも久々に確認できるものの、メインは近作と同様、カントリー臭強めのごくシンプルなバラードだ。プロデューサーのジョン・シャンクスらしさが光った一枚とも言えるが、ここはまずジョン・ボン・ジョヴィの作曲センスを賞賛すべきだろう。