ヒエタルとのユニット=ヴェロアでも注目を集めるブリストルの才人、フリオ・バッシュモアがようやく完成させた初のフル・アルバム。先行曲“Rhythm Of Auld”や“Simple Love”でその片鱗を見せていたようにソウルフルなヴォーカルをフィーチャーし、丁寧に作り込まれたディープ・ハウスを終始展開するサウンドは、ポスト・ダブステップを経由したハウス・リヴァイヴァルの一つの到達点と言えよう。