フランクフルトを拠点に活動するプロダクション、ニーズのメンバー、ラース・バートクン。ハウス、ファンク、ジャズ、ブラジル音楽のテイストを取り入れた〈PASSION DANCE ORCHESTRA〉名義での10年振りとなる作品。躍動感のあるアンサンブル、カラフルで繊細なギター・ワークの素晴らしさがパット・メセニー・グループを彷彿とさせる1枚。近年の新世代ヨーロピアン・ジャズの作品に見られるような、ソロやインプロヴィゼーションよりもトータル・サウンド重視で多様な展開を見せる楽曲のクオリティーは圧巻の一言。