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潜入〈タワレコメン〉会議 2015年10月度・洋楽編:ジャイルズ絶賛SSWから〈マジック!級〉兄弟チームまで、全ノミネート作を観て聴いてチェック!

 

全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論神聖かまってちゃんクリープハイプceroKANA-BOON、洋楽ではストライプスチャーチズスカイラー・スペンスといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメ・アイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお届け! 今回は10月度の洋楽編です!!

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タワーレコードの本社にて行われるタワレコメンの会議。今回も音楽通のスタッフたちが〈これぞ!〉というオススメ作品を持ち寄り、タワレコメンの座を獲得すべく熱いプレゼンを繰り広げました。何百タイトルという新作のなかから候補作に挙がったのは……!?

一番手を飾ったのは、メジャー・レイザーウォー・オン・ドラッグスを輩出したセクレタリー・カナディアンが送り出すシンガー・ソングライター、スティーヴン・A・クラークのデビュー作『The Lonely Roller』。ウィークエンドフランク・オーシャンに繋がる新世代R&BとTV・オン・ザ・レディオなどを彷彿とさせるクセを持ったロック・サウンドを混ぜ合わせ、プレゼンを担当したスタッフも〈これまでの流れを受け継ぎつつ新しいインパクトがあった〉と語る一枚。海外メディアのSPINでも注目新人として取り上げられており、世界的ブレイクが期待されています!

 

続いて、こちらもインディーR&Bの流れを汲みつつジェイムズ・ブレイク的な内省へと接近したようなガブリエル・ガルソン・モンターノの初EP『Bishoune: Alma del Huila』。なんと3店舗が候補に挙げていました。〈ディアンジェロマックスウェルのファンなど、本道R&Bリスナーにもハマるはず〉という推薦スタッフの言葉通り、歌声に漲る艶やかなメロウネスは魅力たっぷり。ジャイルズ・ピーターソンが絶賛というのも納得です。アーチー・ペラゴらによるリミックスも収録されており、バイヤーからは〈クラブ映えもばっちり〉との声も。

 

お次は、ロンドン出身の25歳の女性シンガー・ソングライター、ジェス・グリンのデビュー作『I Cry When I Laugh』。彼女はクリーン・バンディットの大ヒットソング“Rather Be”のシンガーとして知られ、今作は全英チャート初登場1位を記録。アップリフティングでキャッチーなダンス・ポップ・サウンドに、スタッフも〈これはUSにも飛び火するのでは〉とさらなるブレイクを予想していました。

 

2店舗から推薦されたのは、これまでリアーナアリアナ・グランデなどのヒット曲を送り出してきた兄弟ソングライター・チーム、R・シティのデビュー作『What Dreams Are Made Of』。マルーン5アダム・レヴィーンをフィーチャーした“Looked Away”がただいま全米ヒット中で、思わず口ずさんでしまうキャッチーなメロディー・センスとダンスホールを軸にモダンに仕立てられたサウンドに、「マジック!級」などスタッフも絶賛!

 

続いては、洒脱なジャジー・ヴァイブスでスタッフたちをとろけさせたエンパイア・オブ・サウンドの初作『Out Of The Norm』。パリを拠点に活動する生演奏ヒップホップ・グループで、鍵盤や硬めのドラムが効いたアーバン・グルーヴに乗せて滑らかなフロウを聴かせています。ルーツエリカ・バドゥなどを愛聴するネオ・ソウル・ファンから、ロバート・グラスパー以降のJazz The New Chapter世代、さらにはSuchmosら昨今のアーバンな潮流にどっぷりのリスナーまで、幅広く支持を得そうな一枚です。

 

推薦スタッフが〈テンプルズテーム・インパラのファンにも聴いてほしい〉と語ったのは、スペイシーなサイケ・ポップを奏でるLA出身の4人組、フィーヴァー・ザ・ゴーストの初作『Zirconium Meconium』。意表を突く曲展開とユニークな歌声は中毒性抜群です。フレーミング・リップスウェイン・コインも気に入っているそうで、B級感溢れる虫ジャケもナイス。

 

会議も終盤に入って投下されたのは、南アフリカのケープタウンを拠点にシンガー/プロデューサーとして活動しているペティート・ノワールのデビュー・アルバム『La Vie Est Belle/Life Is Beautiful』。ポスト・パンクの過激さとアフリカン・コンテンポラリーの複雑なリズムを合わせたサウンドにスタッフも興味津々。〈ジ・インターネットミゲルのリスナーにもお勧めできる〉との声も。

 

ラストは、〈この3作目でポップに進化!」と推薦スタッフが声を張った、USはコロンバスを拠点にするセイントセネカの新作『Such Things』。マムフォード&サンズにも近い疾走感溢れるフォーク・ポップが、会議室に爽やかな風を運んでいました。

 

ということで、今回も多彩な作品が並んだタワレコメン会議。スタッフたちが多数決で選んだのは……!?

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